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高齢者の移動課題を解消するラストワンマイルプロジェクト

ラストワンマイル

ラストワンマイルの移動課題を解消し、より自由な生活を支えていく

高齢者が抱える移動課題の中でも、特に生活圏内の近距離移動は、毎日の暮らしに直結しており、喫緊の課題です。ラストワンマイル間の移動が自由になると、外出の頻度も増えて、健康増進にも繋がると考えています。

  • ラストワンマイル間の移動課題を解消し、高齢者の健康増進を

    超高齢社会の日本において、高齢者が抱える移動課題は多岐にわたります。中でも、生活圏の近距離移動がままならなくなると、暮らしへの影響は計り知れません。こうしたラストワンマイル間の移動課題を解消し、安心安全かつ、自由な移動を叶えるサービスを提供することで、高齢者の心身の健康増進を図っていきます。

  • 外出のハードルを下げて、移動弱者の存在しない社会へ

    何らかの事情で自由な移動ができなくなると、外出そのものの頻度が下がり、心身の衰えを招きます。すると、外出のハードルはさらに高くなり、ますます移動が難しくなるという悪循環に陥ってしまいます。また、高齢者の移動課題は、加齢による身体能力の衰えという内的要因だけでなく、居住地の状況や家族構成、運転免許や交通インフラの有無といった様々な外的要因も重なります。一つひとつの事例が持つ”課題の差異”や”共通事項”を知ることで、人々の暮らしに寄り添ったサービスを企画・提供し、移動弱者の存在しない社会を実現します。

  • 関係する方々と、対話を重ねて信頼関係を構築

    自動車メーカーが、クルマという「モノ」ではなく、サービスという「コト」を提供する取り組みへの理解が、一般的にまだ充分ではなく、自分たちの目指す姿がなかなか伝わりづらいことがあります。そのため、実際に現地へ足を運び、自分たちで見て・聞いて・考え、対話を何度も重ねることで、関係する方々との信頼関係を構築し、直接思いを伝えるようにしています。

  • 移動の選択肢が増えた、お客様の喜びの声が大きな励み

    活動現場でモビリティサービス事業についてご説明すると、スズキがこのような活動をしていることに驚かれ、その取り組みに共感いただける一方で、時には残念なことに製品の営業に来たと誤解されてしまうこともあります。それでも、地道な活動を続けていく中で、次第に社会課題へ向き合う姿勢をご理解いただき、激励のお言葉をかけてくださったり、実際に自分たちの考えたモビリティサービスによって、移動の選択肢が増えたことを喜んでいただけたりするようになると、とても励みになります。自分たちの手掛けたサービスが、目の前のお客様だけでなく、その先のさらに多くの方の暮らしをより良くするための一助になっていることを実感しています。

  • すべての人の“自由な移動”を実現したい

    高齢者の移動課題と一口に言っても、各地域の持つ事情等により、実態は様々です。そのため、課題の解決策も一つに限定されるものではなく、適切な手法はそれぞれに異なると考えます。今後は、各地域が持つ実態について学び、課題の根幹をまず見極めます。その上で、本当に求められているものが何か、スズキが社会に向けてできることは何かを考え、事業化に向けてサービスを具体的な内容に作り上げていくことが直近の目標です。すべての人が自由な移動を実現できるよう、日々の暮らしや地域に寄り添う会社であり続けることを目指し、今後も一歩一歩前進していきます。