USE CASE

  • SUZUKI FLEET

    ESMシステム株式会社

    車両管理DXで「法令遵守」と「業務改善」に効果を実感

    アルコールチェックの通知機能で、ドライバー自身が気づく仕組みづくりを実践

     

     

    ESMシステム株式会社様は創業から50年以上の長きにわたり、大阪で電気工事業を営んでいます。実直に培ってきた現場での信頼が、現在では4つの事業部にわたる幅広い事業展開につながっており、そのため社員の車両の使い方も様々。そんな運用が難しい状況下でも、法令遵守と業務改善で成果があったという車両管理システムの導入についてお話を伺いました。

     

     

     

    幅広い事業に車両は不可欠

     

    まずは御社の事業内容について教えてください。

     

    弊社は電気工事業を生業としています。「特定建設業」という看板を取得しており、幅広く様々な工事に対応できることに加え、人材派遣業も行っています。創業から50年以上の会社ですが、平均年齢は32歳程度で20代の若手社員も多く活躍しているのも特徴です。

    官公庁や大手住宅メーカー様など様々なお取引先からお仕事をいただくため、現在は取引先ごとに4つの部門に分かれて事業を行っています。弊社の強みはなんといっても営業から設計、施工管理、工事、保守・メンテナンスまでワンストップで対応できること。現場で培ってきた信頼と実績が次のお仕事へとつながっていき、おかげさまで右肩上がりの事業成長を続けています。

     

    車両はどのように使われていますか?

     

    車は仕事に不可欠な存在なので、ほとんど毎日どこかで社用車が稼働している状態ですね。しかし、業務内容が幅広いので車両の使い方は現場によってまちまちです。人の移動に使う場合もあれば、会社から工事現場までの資材の運搬に使う場合もあります。さらには勤務時間帯も様々なので、深夜や早朝に自宅から直行直帰するケースもあります。

     

     

    アラート活用により法令遵守意識を向上

     

    SUZUKI FLEETを導入されたきっかけは何だったのでしょうか?

     

    2023年12月にアルコールチェックの検知器利用が義務化された法令改正がきっかけでした。それまで弊社では、アルコールチェック記録を紙の台帳に手書きで記入していたのですが、管理の煩雑さなどを考慮すると、このままでは適切な法令遵守には不十分だと感じ、システム導入を検討し始めました。そんな中、立ち寄った展示会場でSUZUKI FLEETに出会い、アルコールチェック実施の徹底を目的に導入を決めました。

     

    どのような機能をご利用されていますか?

     

    ほぼ全ての機能を使っていますが、最もよく使うのはアルコールチェックですね。また、社用車は社員が共用で利用しているので、車両予約機能も頻繁に使っていますし、急操作などの危険運転をしていないか運転スコアで確認することもたびたびあります。さらに、走行距離から算出した燃料代を原価として経費処理するために、SUZUKI FLEETと社内の経費管理システムを連携して利用しています。

     

    SUZUKI FLEETの導入から運用までに苦労された点はありましたか?

     

    冒頭で申し上げた通り、弊社の事業は取引先や扱う建物の種類も様々なので、対応する社員の動き方や車両の使い方もそれぞれ違います。そんな中でのルールづくりは非常に難しかったです。スズキの担当者さんにもかなり相談に乗ってもらいました。

     

    工夫した点は、アルコールチェックの対応漏れのアラートを活用して、ドライバー自身にチェック漏れに気づいてもらうような仕組みを整えた点です。どれだけ「ちゃんとやるように」と口頭で伝えても、社員は工事現場に行くことが第一優先になってしまいます。そこで、スズキさんにも相談しながらアルコールチェックの記録漏れを上長や本人に自動で通知するように設定し、徐々に社員の法令遵守意識を高めることができました。

     

     

    経費管理システムとの連携で、業務効率化&ヒューマンエラーも軽減

     

    そのほかに感じられている導入成果はありますか?

     

    SUZUKI FLEETと社内の経費管理システムを連携したことで、業務効率が大幅に改善しました。これまで手入力で作業していたものがCSVファイルを介して一括処理できるようになったので、ヒューマンエラーも減り、非常に便利になったと感じています。

     

    安全運転推進については、どんな取り組みをされていますか?

     

    運転スコアは日常的にモニタリングしているので、何かあれば月次の全体会議で発表することにしているのですが、実態としては社員の運転スコアがとても良いので「いつもありがとうございます」と伝えるに留まっていますね。SUZUKI FLEETのおかげで安全運転意識が高まっている面もありますが、もともと複数人で車に乗ることが多かったり、先輩が後輩に道を教えてあげたりという文化が根付いているので、今後も継続して安全運転に取り組んでいけたらと思っています。

     

    今後、SUZUKI FLEETに期待することはありますか?

     

    もっと総務担当者の手間を減らしていけるのが理想です。アルコールチェックや経費精算について、システムで自動完結できる領域がさらに増えるといいですね。いつもスズキの担当者さんには丁寧に相談に乗ってもらっていますが、引き続き今後も期待しています。

     

     

    ご期待ありがとうございます。今後もSUZUKI FLEETのご活用をよろしくお願いします。

     

     

    ※ESMシステム株式会社様は積極的に自社でTikTokも発信されております。是非ご覧ください!

    (@esmsystem_osaka